飛び地のタワーに到着したジプシーさん、枝に手を伸ばしておいしそうな新芽を摘み取ります。でも、目ざとく見つけてとんで来たポピーくんにせがまれて、小枝をあげてしまいました。やさしいジプシーさん。
 ジプシーさん、今日は飛び地の地面に下りることなく戻りかけます。ところがやんちゃ盛りのポピーくんがすかさず追いかけ、毛を引っ張ったりちょっかいを出します。危うし! ジプシーさん。
あとで伺った黒鳥さんのお話でも、ワイヤーをつかんでいるジプシーさんの指をポピーくんが噛んだりしてハラハラすることがあるそうです。そんな最中に娘であり母であるチャッピーさんが何をしているかというと…
自分だけの世界に入り込んで黙々と葉っぱを食べていました。
さてポピーくん、今度は何をするのでしょう?
自分の身長の倍もあろうかという枝を簡単に折り取って


足でつかんだり、くわえたりしながら
器用にスカイウォーク





隣のタワーにいるジプシーさんのところへ 持って行きました。
「おばあちゃん、さっきはゴメンね。一緒に食べよう!」
とでも言っているのでしょうか? はたまた
「ボクなんかこんなデッカイの取れるもんねー」
と見せびらかしに来たのでしょうか?

こちらは、去年の秋に上野動物園から引っ越してきたモリーさんです。推定54歳。左目は見えませんが右目はよく見えるそうです。ただ、瞼が閉じてしまうので、いつも左手で瞼を持ち上げています。上野にいたときから絵を描くのが得意です。
ギネスブックに登録されている飼育オランウータンの最高齢は、アメリカ・フィラデルフィアの57歳なのだそうですが、モリーさんもジプシーさんも楽々それを越えそうだという、黒鳥さんの嬉しいお話でした。

  (2006年4月29日up)
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