次は、同じくズーラシアで昨夏7月31日に生まれたヤブイヌの五つ子ちゃんです。
もうずいぶん大きくなってしまいましたが、色が黒っぽいのが子どもたちです。生まれてすぐは真っ黒なのだそうです。
おとうさんを先頭に、放飼場を反時計回りに一家で周回しています。
五つ子ちゃんの名前は公募ではなく、おとうさんの「子太郎」、おかあさんの「子梅」をふまえた上で、日本の環境でも元気に育つようにと命名されました。
男の子3頭が「 松太(ショウタ)」「 樫太(ケンタ)」「 楢太(ユウタ)」、女の子が「 子桃(コモモ)」と「 子藤(コフジ)」だそうです。

展示場前にそれぞれの特徴を書いたボードがあって
カワウソよりは見分けやすいかもしれませんね。
確かに顔立ちが違うのはわかるのですが…(汗)

ヤブイヌは南米の森に棲む原始的なイヌの仲間で、
メスは逆立ちをしてオシッコをするので有名です。
     見てみたい!!
ズーラシアで昨年生まれた赤ちゃんの中には、まだ名前が付いていない子もいます。


こちらは、日本ではじめて人工授精で生まれたボウシテナガザルの赤ちゃん。7月28日生まれの女の子です。
おかあさんが高齢で、出産後に体調を崩したため人工哺育で育っています。
1日に3回ミルクをもらっていますが、もうバナナなども食べるとのことです。この時も周囲の葉っぱに興味津々で手を伸ばしていました。
(追記:現在は「しまこ」という名前がついています。)

昨年9月11日に生まれたコモンウーリーモンキーの男の子も何故かまだ名前が付いていないようです。
アマゾン川流域のサルなのですが、暖房の赤っぽい光のせいで 何だか四畳半一間の暮らしを垣間見ているようで…
それがまた妙に似合っているのが笑えます。

でもこの尻尾はスゴイ! 第3の手と言われています。
先のほうの裏側に毛のない部分があり、指紋のような尾紋があって、移動するときには、まるで手のように枝をつかみます。
赤ちゃんは、おかあさんの尻尾に自分の尻尾をしっかり巻き付けています。
(追記:現在はスペイン語で平和を意味する「パス」という名前がついています)



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