人工哺育のきらりちゃん

 野毛山動物園のアミメキリン、テビチ・マリンご夫妻に、去年の7月18日2頭目の赤ちゃんが誕生しました。今度は女の子で、きらりちゃんと名付けられました。
 おにいちゃんのみらいくんは、残念ながら11ヶ月しか生きられなかったけれど、きらりちゃんは、同様に人工哺育ながら順調に育っています。
 この写真は2月のものですが、午後1時頃に行くと授乳シーンが見られます。もう木の葉や乾し草なども食べているので、ミルクは1日3リットルだけだそうです。

ペットボトルで手作りした特製の1.5リットル哺乳びん
1本を1分足らずであっという間に飲み干してしまいます

実はハシゴに乗っていました(笑)→
生まれたときの身長が180センチ、今は250センチあります

お客さんとコミュニケーションするマリン・ママ
気の毒なことになぜか今回も
お乳が出ないんですね

さすがにデカい! 身長4.6メートルのテビチ・パパ
きらりちゃんに興味津々
木の葉のごちそうをセットしてもらうのを待つきらりちゃん
きらりちゃんは、人工哺育のため両親とは別の運動場にいます
離乳と、両親との同居が、これからの課題だそうです


(ちょっと悲しいお知らせ)
 野毛山動物園のクロジャガー、ダイアナさんが昨年10月27日に亡くなりました。推定21歳だったそうです。北海道の円山動物園にいた、ダイアナさんの息子のクロさんも、後を追うように11月に亡くなったそうです。

ダイアナさん亡き後、クロジャガーのケージを守るのは、ダイアナさんの娘、1992年生まれのオジャガさんです。
実は子供のころ、父親アポロくんに噛まれたケガがもとで右前足を切断したために、長年お客さんの前には出ていませんでした。
近年、動物愛護管理法に基づく展示動物に関する基準の見直しが進められる流れもあり、3本足でも元気な姿を見られるようになりました。
(お休み中でスミマセン。お顔はまたの機会に。)
   
ハマコさんが旅立ち、ダイアナさんが去り、私が好きだった野毛山の三婆はツガルさんひとりになってしまいました。
前足こそ立ちませんが、この姿勢のままでゆっくりと向きを変えてマイペースで草を食べていました。
どうか今年もお元気で。


   (2005年4月20日up)
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